リサーチデザイン研究所は、「仕事革新」をめざします。
ー「仕事デザイン」企画により、お役立ちを創造し、仕事を革新するための研究と実践を推進します。
ー製品の顧客満足、技術開発ー製品開発―生産立ち上げの円滑、仕事の後工程満足と経営満足のお役立ちを支援します。
ー日本のお家芸である「モノづくりの知見」を拡張し、作り手と使い手にとって、「明日は、より良く」をめざします。
ー企業における研究、製品開発、製造、事業化のすべての局面での「仕事革新」をめざします。
ー「材料(Material)―設計(Manner)―製造(Manufacturing)の調和(M-Trinity)」により、「モノづくり体質を革新」します。

「仕事デザイン」の課題とその研究目的:
★仕事は、人が目的や理想を実現するために行う「はたらき・作用」つまり「機能」です。
★お役立ちの開発では、使う人や世のためになるように、仕事の「良さや理想」を追求します。
★「仕事デザイン」とは、「機能発想を企画に導入して、より良い仕事づくりをめざす」ことです。
★「人に、顧客に、経営に、社会に、自然に、役立つ仕事の研究と実践」をめざします。
★「企業内及び企業間の円滑な協働を図る仕事の受け渡しの工夫」も、仕事デザインの重要課題です。
材料から機器まで高度化する製品開発、製品と製品が繋がる大型システム開発、インターネットで繋がるIoT開発では、「企業間の円滑な協働」が求められます。

「仕事デザイン」のポイント:
◆「仕事のどこを変えるか」、「製品のどこを変えるか」、「プロセスのどこを変えるか」などを、戦略的に考えます。
◆「変えて効果がある部分」を見つけます。
仕事を変える場合には、一度に全部変えるのではなく、変えて効果がある部分をに重点を置いて変更します。
「変更は1回に1項目」を原則とします。変更の効果を評価するための基本原則です。
「進化を持続する」ためには、標準で固定する「標準化」よりも、効果があれば標準を変更する「変更管理」を重視します。
◆開発や製造の研究開発者が、「次工程の仕事内容を知る」ことによって、「後工程にやさしい開発」が実現します。
開発成果が後工程をPushするのではなく、Pullされる(引き取られる)ように改善を提案します。
◆サプライチェーンの源流から新技術を導入し、製品に「独自の味付け」を可能にします。
通常、1社が単独で努力するだけでは、新製品は開発できません!
◆製品が使われる「顧客の現場」をよく知って開発をすれば、製品の使い勝手(顧客満足度)を高められます。
民生品では「客の使い勝手」の開発が、産業用では「ソリューション提供」と「客の進化提案」の開発が、望まれます。
◆「生設一体化のススメ」
「コア技術と製品設計と製造プロセスが調和」し、「ビジネスプロセス全体が体質化」すると、「進化の持続」が可能になります。
この状態になって初めて、「経営満足」と「顧客満足」が両立します。

日本の産業が抱える今日的な課題:
・製品がコモディティ化し、製品の特徴を競うのではなく、低価格化を競っています。
・売り方が変わり、情報化が進み、製品の低価格化、サプライチェーンの縮退(中抜き)、付加価値の川下化が進んでいます。
・低価格を実現するために、生産が海外へ移行し、国内生産は空洞化が進んでいます。
・製造のみならず、開発も企業外で行われるケースが増えているようです。
・日本のモノづくりの雄である自動車は、車を売るからレンタルへ、サービス提供へと変わろうとしています。
・環境変化に対して、モノづくりは変化していかねばなりません。
→そこで、「仕事デザイン(お役立ち開発)」の研究により、
「顧客満足の創造」「顧客満足と経営満足の両立」「企業の進化持続と付加価値増殖」などをめざすことが望まれます。
◆機能発想によって、「製品の味・役立ち」を創造し、限りなく押し寄せる低価格化の波から離脱します。
機能の向上によって、低価格を歯止めし、適正な価格維持に努めなければなりません。
◆企業の経営満足のためには、特徴ある製品を群企画し、汎用開発し、儲かる品揃えが望まれます。
そのためには、開発プロセスを再点検し、仕事革新する必要があります。
◆新製品立ち上げを楽々にし、スピードアップします。そのためには上記の「生設一体」が望まれます。
もし、開発と生産の連携が十分でないと、
1)開発の逆戻りが起きる、2)新製品立ち上げに時間がかかる、3)製造が安定しないなど、様々な問題が生じます。
◆共創のススメ・・・1社だけでモノづくりが完結することは困難です!
製品は多技術製品です。多機能の組合せです。共創、協働の円滑が望まれます。
自社の上流のシーズに支えれれ、下流のニーズ(期待)に支えられて、新製品が生まれます。
社外技術と社内技術をマッチングする努力、調達スキルが必要です。
サプライチェーンにおける線・面の付加価値増殖(多階層製品の同時立ち上げ)がWin-Winの源泉になります。
◆円滑な共創を行うマネジメント/共創戦略が望まれる。
円滑に共創を行うためには、「パートナーの探索」「公正な共同研究契約」を必要とし、
その実践では、「イニシアティブや役割の発揮」「成果誘発」「成果の活用」などのマネジメントが必要です。
◆継続改良のススメ
P.F.ドラッカー博士は、著書のなかで「イノベーションは継続改良によって生まれる」といってます。
「イノベーションは、技術や製品が、その利用価値が認知され、社会に普及した結果である」といえます。
新規の科学技術がそのままイノベーションになる訳ではありません。
「仕事デザイン(お役立ち開発)」の研究と実践のために:
◆「機能発想の開発」ページには、
1)「機能発想の役立ち開発」の企画ツールを提供し、
2)汎用開発に必要な「機能性評価」「パラメータ設計」などの考え方やり方
などを、紹介しております。
◆「技術資料室」ページには、筆者の実践事例、講演資料を参考として、掲載しております。
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